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SensaLuxe™DF: 乾燥した髪を整える生分解性の包括的成分

革新的なヘアコンディショニング成分「SensaLuxe™ DF」をご紹介します。この成分は、包括的な性能、感覚的体験、そして持続可能性の保証という観点から、総合的なアプローチを提供します。

健康な髪と持続可能な製品の必要性

健康な髪の追求は普遍的なものですが、毛髪タイプはそうではありません。私たちの髪にとって最も適した製品を探そうとしても、全ての成分があらゆる毛髪タイプに利益をもたらすとは限りません。それに加えて、お客様には持続可能性や使用感といった効能以外の購入基準もあります。

整えられたストレートヘア

SensaLuxe™ DFの特徴

総合的なソリューション

Croda Beautyのヘアケアのエキスパートらがこの基準に合致するようなソリューションを開発しようと懸命に努力を重ねた結果、誕生した最終製品がSensaLuxe™ DFです。生物分解性で水性毒性のない天然由来の成分で、髪をより滑らかで柔らかくし、まとまりやすくするという実感できる改善をもたらします。SensaLuxe™ DFは洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントの両方に有効で、カールのタイプを問わず、従来のヘアケア成分に代わる新しい原料として、乾燥状態でダメージのある髪のコンディションを向上させます。

多様な髪質への対応

世界はついに多様性を受け入れ始めています。ヘアケアに関して言えば、様々な毛髪タイプに対する製品の効果と、包括的に使える能力を実現することを意味します。そのためには、各毛髪タイプについて適切かつ明確な定義を持つことが必要です。その意味で、既存のカールタイプの分類は、市場が毛髪タイプをより良く理解し、一貫性を保つ手助けとなっています。

L'Oréalのカール分類

これは湾曲部の直径やカールの長さ、ウェーブの数、ねじれの数を考慮するもので、これにより毛髪はストレート(カテゴリー1)から極めてカールの強い髪(カテゴリー8)まで一貫した方法で分類されます。[2]Croda Beautyでは、L'Oréalが開発した科学的アプローチに従うことにしています。 

L'Oréal curl classification

図1: L'Oréalによるカールの分類

感覚的体験と持続可能性

包括性は多くの消費者が購入を決定する重要な要素となってきましたが、それだけが検討項目というわけではありません。ウェルネスが再定義され、セルフケアや気分を高めるためのお手入れがますます促されるようになる中、消費者は、日常生活の中で無意識のうちに感覚的な体験により重きを置くようになりつつあります。これはヘアケア用途において以前よりも明白で、製品は髪のコンディションに目に見える改善をもたらすという第一の役割を果たすだけでなく、消費者が知覚できる様々な感覚的効果ももたらし、髪に贅沢感と健康的な印象を与えなければならなくなっています。

また持続可能性も大きな要素で、2019年と2020年は全体的な「エコへの不安」の高まりがより大きな切望へと繋がっている極めて重要な年となっています。ヘアケアについては、海洋の保全や保護が重要です。消費者は自分自身のケアをしながらも、環境に悪影響を与えないことを求めています。多くのヘアケア製品が洗い流され水中に放出される中で、それが無害であると保証することはステークホルダーらにとって重要です。

SensaLuxe™ DFの開発と機能

乾燥状態のコンディショニング改善

Sensaluxe™ DFの開発に際しては、ヘアコンディショニング用ソリューションに対する高い需要の裏にある理由と、SensaLuxe™ DFをどのように役立てることができるかについての理解から始めることが重要でした。ケミカル系のトリートメントや紫外線に当たることはもとより、くしでとかしたりスタイリングしたりといった日々の髪のお手入れは髪のダメージの大きな原因です。髪をくしで繰り返しとかすと繊維を傷つけ、自然の脂質層を減少させ、繊維同士の摩擦を引き起こします。こうなると消費者は髪が一層ごわついてもろくなり、くし通りが悪くなったと認識します。髪の印象や感触も影響を受け、キューティクルのダメージによって髪はつやがなくごわつき、扱いにくくなります。

SensaLuxe™ DFの技術的特長

髪の乾燥状態のコンディショニングを効果的に改善するには、消費者が自身の髪に触れた際の摩擦力を減らすために、コンディショニング剤が自然な形で「滑る」傾向を示す必要があります。しかしながら、第四級アンモニウム化合物のように湿った状態で髪をよい状態に整える機能をもたらす従来型コンディショニング剤は、乾燥した状態だと潤滑剤として機能する水がないため、同じコンディショニング機能を示さない傾向があります。SensaLuxe™ DFの長い分岐鎖構造は、一部の従来型ヘアコンディショニング成分に伴うシリコンのような補強を必要とせず、様々な毛髪タイプに潤滑効果をもたらして、官能的で感触の滑らかな髪にする効果をもたらすよう設計されています。

SensaLuxe™ DFの検証と評価

 実証試験結果

 SensaLuxe™ DFの機能は複数の実証試験で検証されており、上記の図1に示すカール分類から6つの異なる毛髪タイプが調査されました。計器による試験では、計器による試験では、ブリーチしたタイプ2とタイプ4の毛髪に対して、SensaLuxe™ DFの優れた表面平滑化特性が乾燥摩擦評価で実証され、櫛通り評価ともつれほぐし評価では、優れたコンディショニング特性を示しました。また曲げ強度試験によっても良好な結果が得られており、SensaLuxe™ DFが驚くほど柔らかな髪を実現できることを証明しています。 

サロン評価結果

サロン評価でも、縮毛矯正をしたタイプ6/7/8の毛髪とカラー処理したタイプ2の毛髪について、湿った状態と乾いた状態の両方でSensaLuxe DFが対照群より優れた機能を示したことから、同剤の価値命題を補強するものとなりました。SensaLuxe™ DFはまた、タイプ3/4およびタイプ5/6/7の毛髪についてテストすると、濡れた状態においてジメチコンと同様の効果を示しました(図2)。評価結果は、SensaLuxe™ DFがタイプ2からタイプ7までの毛髪の感触において消費者に知覚できる改善効果をもたらすことを証明するものとなりました。 

Rinse off conditioner

図2:毛髪タイプ3/8/4および5/6/7について、洗い流すタイプの各コンディショナーに対する乾いた状態での評価を示すグラフ

まとめ

SensaLuxe™ DFは消費者が知覚できる素晴らしい効果を示し、乾いた状態でも官能的な程に滑らかで柔らかな髪を実現します。ほとんどの毛髪タイプで実施された調査により、その比類のないコンディショニング特性が印象や感触のよい髪を求めている全ての消費者を満足をもたらすことは間違いありません。SensaLuxe DFについて詳しくはこちらからご覧ください。

参考文献:

1. Euromonitor
2. De La Mettrie, R., Saint-Léger, D., Loussouarn, G., Garcel, A., Porter, C., Langaney, A. (2007). Shape Variability and Classification of Human Hair: A Worldwide Approach. Human Biology, 79(3), 265-281.

SensaLuxe™ DF - 乾燥状態でのコンディショニング

自分がその周りの世界に与える影響を抑えようとする消費者が増える中、SensaLuxe™ DFは天然由来で生物分解性の有効成分で、髪をより滑らかで柔らかく扱いやすくして、消費者に知覚できる改善効果をもたらします。